ロシュ・ダイア、卵巣がんの鑑別補助診断に有用な腫瘍マーカーを測定する「エクルーシス試薬 HE4」を発売

ヒト精巣上体蛋白(human epididymis protein; HE4)は、当初、精巣上体遠位の上皮細胞で見出されたため、この名がつけられた。のちに卵巣癌組織で高発現が認められ、また分泌型のHE4が卵巣癌患者の血清中に高濃度で検出されることが判明した。HE4は、臨床的感度ではCA125に及ばない一方、卵巣癌に対する特異性は高く、卵巣癌の診断補助、ならびに子宮内膜症との鑑別に有用と思わる。さらに治療経過観察において、画像診断により再発が確認される以前にHE4の上昇が認められる例もあり、HE4による治療効果の確認、および再発診断への応用が期待される。(出典:FALCO 臨床検査案内サイト)


ロシュ・ダイアグノスティックス プレスリリース

http://www.roche-diagnostics.jp/news/18/11/01.html

0コメント

  • 1000 / 1000